「保護犬を飼うってどういうこと?」 「ペットショップの子より大変なの?」
保護犬に興味はあるけど、一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、実際に保護犬を迎えた経験者として、リアルな話をお伝えします。
なぜ「保護犬」を選んだのか
ペットショップへの違和感
犬を飼おうと決めた時、最初はペットショップを見て回りました。 でも、小さなガラスケースに入れられた子犬たちを見て、モヤモヤとしたものを感じたのです。
「この子たちはどこから来たんだろう?」 「売れ残った子はどうなるんだろう?」
調べれば調べるほど、ペットの流通システムに疑問を感じるようになりました。
「待っている子がいる」という事実
日本では、年間約数万頭の犬が殺処分されています。 減少傾向にはありますが、まだ多くの命が失われている現実。
「新しく命を生み出すより、待っている子を迎えたい」
そう思ったのが、保護犬を選んだきっかけでした。
保護犬の探し方
1. 保護団体(シェルター)
多くの保護犬が、各地の保護団体で新しい家族を待っています。
探し方:
- 「お住まいの地域 + 保護犬」で検索
- SNS(Instagram、X)で「#保護犬」をチェック
- 保護犬マッチングサイトを利用
2. 動物愛護センター
各都道府県の動物愛護センターでも、譲渡会を開催しています。 自治体のホームページで情報を確認しましょう。
3. 里親募集サイト
- ペットのおうち
- いつでも里親募集中
- ジモティ(里親カテゴリ)
TIP
「この犬種がいい」と決めすぎず、相性を大切に探すのがおすすめです。
迎えるまでの流れ
STEP 1: 問い合わせ
気になる子がいたら、保護団体に問い合わせ。 飼育環境や家族構成などを聞かれます。
STEP 2: 面談・審査
多くの団体では、譲渡前の審査があります。
確認されること:
- ペット可物件か
- 経済的に飼育できるか
- 家族全員の同意があるか
- 先住ペットとの相性
- 飼育経験
NOTE
審査が厳しく感じるかもしれませんが、これは犬のため。再び保護されることを防ぐためです。
STEP 3: トライアル(お試し期間)
1〜2週間のお試し同居期間を設ける団体も。 実際に一緒に暮らしてみて、相性を確認します。
STEP 4: 正式譲渡
問題なければ正式譲渡。 譲渡費用(ワクチン代、不妊手術代など)を支払います。
保護犬を迎えて変わったこと
最初の1ヶ月:信頼関係を築く
うちの子は、元野犬でした。 最初は人間を怖がり、隅っこで震えていました。
無理に近づかず、犬のペースを尊重することを心がけました。
- 目を合わせすぎない
- 大きな声を出さない
- おやつをそっと置いて離れる
- 触ろうとしない(犬から来るのを待つ)
3ヶ月後:少しずつ心を開く
尻尾を振るようになり、名前を呼ぶと顔を上げるように。 小さな変化が、大きな喜びでした。
半年後:「うちの子」になる
今ではお腹を見せて寝転がる、すっかり甘えん坊。 最初の怯えた姿がウソのようです。
保護犬ならではの難しさ
過去がわからない
保護犬はどんな生活をしてきたかわからないことが多いです。
- 何歳なのか正確にはわからない
- 何がトラウマなのかわからない
- どんな病気を持っているかわからない
問題行動がある場合も
- 極度の分離不安
- 特定のものへの恐怖(傘、男性など)
- トイレがうまくできない
- 噛み癖
時間と根気が必要なこともあります。
サポート体制が大切
困った時に相談できる保護団体との関係を大切にしましょう。 ドッグトレーナーや獣医師の力を借りることも検討を。
保護犬を迎えるメリット
1. 命を救える
新しく命を買うのではなく、今ある命を救う。 その意義は計り知れません。
2. 成犬から迎えられる
子犬から育てる大変さを避けて、性格がわかった成犬を迎えられます。
3. 費用が抑えられる
ペットショップやブリーダーよりも費用が抑えられることが多いです。 (ただし、医療費や環境整備費は同じくらいかかります)
4. 深い絆が生まれる
最初は警戒していた子が、徐々に心を開いてくれる。 そのプロセス自体が、かけがえのない体験です。
保護犬を迎える前に確認すべきこと
自分への問いかけ
| 質問 | 考えるポイント |
|---|---|
| 問題行動があっても向き合えるか? | 時間と根気が必要 |
| 過去がわからなくても受け入れられるか? | 「今」の子を愛せるか |
| 家族全員が賛成しているか? | 反対がいると犬も不幸に |
| 長期的に飼う覚悟があるか? | 再び保護されるのが最も不幸 |
よくある質問
Q. 子犬はいない?
A. 少ないですが、います。 子犬を希望する場合は、複数の団体に登録して待つ形になることが多いです。
Q. 純血種はいない?
A. います。 繁殖場(パピーミル)からレスキューされた子や、飼い主の事情で手放された純血種もいます。
Q. 費用はいくら?
A. 団体によりますが、3〜5万円程度。 これはワクチン、不妊手術、マイクロチップなどの実費です。
まとめ:「選ぶ」のではなく「出会う」
保護犬を迎えることは、簡単ではありません。 でも、その分だけ深い喜びがあります。
| 保護犬を迎えるとは |
|---|
| 命を救うこと |
| 根気よく向き合うこと |
| 過去ではなく「今」を見ること |
| 唯一無二の絆を築くこと |
ペットショップで「選ぶ」のではなく、保護犬と「出会う」。
その選択が、1つの命を救い、あなたの人生も変えてくれます。
待っている子が、きっといます。
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